株式会社マスターピース様

課題解決のための、”かゆいところに手が届く”存在です

51名〜100名
新築
利益率の増加

今回は秋田県にあるマスターピース様にお話しを伺いました。施工管理にありがちな「課題」の解決は、ともすると後回しになりがちですが、インタビューに応じていただいた工務の阿部様は、「課題を解決する」強い決心とともに、そのパートナーにダンドリワークを選択いただきました。導入から浸透までどのように進められたのか、阿部様の取り組みを伺いました。

家族の新しい毎日をサポートする会社

まずはマスターピース様の会社背景を教えてください

マスターピースは秋田県を拠点とした会社です。秋田市の新築を建てることがメインの会社で、不動産、宅地造成や職人育成などもおこなっています。従業員数はグループ全体で約60名、マスターピースとしては秋田県内5店舗を展開しております。ダンドリワークを導入してから今年で3年目となり、グループ全体で施工管理アプリを導入しております。

毎日夜遅い仕事の業務効率化を行うまで

工務の仕事は現場の管理が中心でした。そのため、日中は現場で工程管理・品質管理をおこない、現場の落ち着く時間に事務所に戻ってから内務処理をしていました。事務所に帰ってから作業を始めると必然的に帰りも遅くなってしまいますが、いつしかそれが当たり前になっていました。

こうした状況で、どれだけ頑張ってもFAXやメール、LINE、印刷手渡しなど、情報発信の方法がさまざまで煩雑になってしまい、どうにかならないか、という問題が生じていました。要は情報手段の方法がありすぎたんですね。たとえば「言った言わない」の問題だったり、それが原因で後戻りの作業になってしまったりなど。挙げ句の果てには、個人宅の職人さんに夜遅い時間にFAXをして怒られるといったこともあったくらいです。そんな問題に頭を抱えていた時に出会ったのがダンドリワークでした。

ちょうど業務効率化を図りたいと考えていたこともあり、「現場管理のためのシステム」というワードを聞いてもっと話を詳しく聞いてみたいと思いました。

お金と時間がかかっても課題解決を優先

話を聞いてすぐにダンドリワークの導入を決めたのですか?

はい。業務の効率化が課題でしたし、私自身何かやりたいと感じていました。導入にあたり、お金も時間もかかることはわかっていましたが、そこは課題解決のために強い意思を持って取り組みましたね。ダンドリワークさんは『かゆいところに手が届く』という存在だったと思います。

導入に際して不安だった点はありましたか?

システムについての不安は特にはありませんでした。一方で、この業界は年配層が多いので、携帯電話もガラケーをいまだに使っている人が多いんです。ですので、そこをやり切れるかという不安はありました。現状、導入してから2年が経ち、まだ使用に至らない職人さんも実際にはいるのですが、今後はこのシステムを社内外の標準としていきます。

出来るの?という反応から1年、使いこなせるように

社内全体で施工管理アプリを使いこなせるようになってきたのはいつ頃ですか?

最初の1年で表面的には使えるようにはなりましたが、全体的に深く使いこなせるようになったのは今年の春くらいからではないでしょうか。これだけは自分の気持ちだけでは進まない部分もあって難しいですね。

たとえば、「工務では問題を解決できたけれど、データを入れることは誰が行うのか」だったり「セクションが被るので他のセクションでの仕事が増えるのでは」といったような声も上がり、不満もあったと思います。今年に入ってからは情報の一元化をおこなうという会社としての動きがあり、社内の意識がかわったというのもあって春先くらいから使いこなせるようになってきたという実感です。

社内の人間から聞いている中でも、ここ半年くらいで急速に変化が出ているようです。ダンドリワークから出してくれる毎月の使用レポートを見てもその結果が顕著にあらわれており、最近やっと自分でも効果を実感できるようになりました。今は写真のアップなども社内に声をかけて進めています。コメント数も上がってきていて、ダンドリワークが社内に浸透し、みんな使いこなせるようになってきました。

導入して最初の頃は、デジタルツールについて社内の反応はどうでしたか?

最初は「出来るの?」といった反応でした。社内的にも半信半疑でした。しかし、他社の施工管理アプリの存在はすでに知っていたので、いずれにしてもこの業界から紙がなくなっていくだろう、という流れがありました。ですので、社内にも説得して施工管理アプリの導入を進めたんです。説得に関してはダンドリワークがバックアップしてくれたので、安心感もありましたし、工務が現場に向かった時に教えてあげることもできています。

施工管理アプリを導入した結果、プライベートの時間も増加

印刷費用や残業時間など、データは取れませんでしたが削減されました。1番大きな効果は、退社時間が早くなったことです。業務の効率化が図れたことにより、担当一人あたりが管理できる現場数も増えてきています。稼働時間が減ったことで、プライベートの時間も増えました。

具体的には、出先から情報発信や確認が容易にできて、社内間でも「ダンドリワークに情報を入れてあるから見ておいてね」と話すだけで伝わるので、社内的にもわかりやすい情報伝達の手段として馴染んでいます。

今後の課題は自主検査シートの活用

今後の目標やステップなどがあれば教えてください

これまで施工管理アプリは情報発信だけにしか使ってきませんでしたが、今後は『自主検査シート』を活用していきたいと考えています。具体的には、自主検査シートを使って業務の効率化や、そぎ落としに取り組んでいきます。自主検査シートを使うにあたっての課題としては、承認者が私ひとりのため、全部見るのが大変という状況があります。その辺りの問題を今後どう解決していくかが課題です。課題が解決されれば、社外に対しても使えるようにしていく予定です。その他『工程表機能・発注請求機能』を使って、建設部門だけでなく、会社全体での効率化や一元管理も考えています。

施工管理アプリを導入してマイナスな要素はなにひとつない

ダンドリワーク検討中の方に向けてひと言いただけますか?

地方の会社ほど、ダンドリワークのような施工管理アプリを導入するのはいいと思います。都心に比べて情報の入り方が遅くなりがちなので、営業の方が新しい情報をいろいろと教えてくれることは非常に助かります。

むしろ、施工管理アプリを取り入れていない会社は今後、淘汰されていくのではないでしょうか。施工管理アプリを導入することにマイナスな要素はなにひとつもないと思います。お金はかかりますが、メリットの方が多いのでぜひ導入してほしいですね。また、ダンドリワークの担当者の山本さんはもちろん、みなさん頼れる存在です。

 

担当スタッフからひとこと

新しく導入するシステムについては、その導入過程で利用にばらつきが出るということもありがちですが、阿部様は「課題解決」をゴールに据えてじっくり取り組まれていたのが印象的でした。利用する人にも配慮しつつ、一方で「ダンドリワークを使う」ことをぶらさずに進められた結果、残業時間削減に成功。プライベート時間が増えたと実感いただいたのは、担当としてとてもうれしい一言でした。

カスタマーサクセス 山本